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イプシ・マーケティング研究所
<コラム&レポート> -コンシューマレポート-


第2回コンシューマレポート
インターネット・オークションに関する調査結果
2002年9月


調査結果概要

●この調査結果に関するニュースリリース
●全内容のPDFファイル  1.03MB

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結果のポイント

(1)インターネット・オークションの利用実態

●インターネット・オークション利用経験者は回答者の約55%にのぼり、インターネット・オークションは広くネット・ユーザーに浸透している。
●ネット・オークションはユーザーには購買チャネルの一つとして定着している。
●生活のツールとして浸透している層と、「一度オークションを体験してみたい!」というライトユーザー層が混在。
●オークションでの購入・販売とも平均利用回数では女性が多い。
●年間平均利用金額は、購入(落札)合計で約8万3千円、販売(取引成立)合計で約10万2千円。平均利用金額では男性のほうが多い。
●オークション利用者はまだまだ増える見通し。
●オークションサイトにアクセスする時間は、ユーザー平均1日42分とかなり長い。
●オークション利用に際してトラブルにあった経験者は購入で約1割、販売で約2割。

(2)オークションで取り扱う商品と利用オークションサイト

●オークションで取り扱われる商品は、販売・購入とも「ファッション」がトップ。
●2位・3位は購入の場合は「家電・AV機器・カメラ」・「おもちゃ・ゲーム」、販売の場合は「チケット・金券」・「本・雑誌」の順。ネット・ショッピングでは、トップが「衣類・ファッション」用品、2位「書籍」3位「日常の食材」となり、商品ジャンルが異なる。
●最もよく利用するオークションサイトのランキングは、1位Yahoo!オークション(60.8%)、2位楽天スーパーオークション(18.3%)、3位BIDDERS(6.8%)。
●利用オークションサイトの登録数は1〜2が大半。利用理由は「最初に登録したオークションサイトだから」「出品数が多いから」が5割以上。

(3)オークション利用者の意識と行動

●オークションを実益性や利便性などの実利目的に利用するユーザーが多数派を占める。ゲーム感覚で楽しんでいるのは少数派。
●オークションでの決済は、今は「銀行振込」や「郵便振替」が多いが、「ネットバンク」や「代金引換」など多様な方法を望んでいる。
●オークションを利用しない理由は「不安感」からが多い。
●オークションに関する情報は主にオークションサイトから入手。全体的には不活発だが、ヘビーユーザーほど情報発信が活発。
●ヘビーユーザーは、オークション利用で消費スタイルに変化の兆し。





(1)インターネット・オークションの利用実態


インターネット・オークション利用経験者は回答者の約55%にのぼり、インターネット・オークションは広くネット・ユーザーに浸透している。

・ネット・オークション利用経験者は、ネット・ショッピング(77%が利用経験あり)に比べるとまだ少ないものの、回答者の半数を超えており、もはやアーリーアダプターだけが利用するものではなくなっている。

ネット・オークションはユーザーには購買チャネルの一つとして定着している。

・ユーザー数ではネット・ショッピングのほうがオークションより多いが、利用頻度ではオークションのほうが高い。ネット・ショッピングの年間購入回数が平均5.9回に対して、オークションの平均利用回数は落札(購入)が9.5回、販売では16.3回となっている。


図表1 ネット・オークションの利用状況 [全体] (複数回答)
図表1:ネットオークションの利用状況(全体)


生活のツールとして浸透している層と、「一度オークションを体験してみたい!」というライトユーザー層が混在。

・年間の落札回数が「20回以上」のヘビーユーザーの割合が11.1%いる一方で、「1〜2回」の割合が29.6%おり、混在している状況。


図表2 ネット・オークションの過去1年間の落札回数 [全体(入札経験者)]
図表2:ネットオークションの過去1年間の落札回数(入札経験者全体)


・年間の販売回数が「20回以上」のヘビーユーザーの割合が26.9%いる一方「1〜2回」の割合は21.8%という状況。


図表3 ネット・オークションの過去1年間の販売回数 [全体(出品経験者)]
図表3:ネットオークションの過去1年間の販売回数(出品経験者全体)


オークションでの購入・販売とも平均利用回数では女性が多い。

・入札以外の落札・出品・販売のいずれにおいても女性のほうが年平均利用回数が多い。特に
「20代」「30代」の女性の、出品・販売が活発。ショッピングの平均購入回数も女性(平均6.3回)のほうが男性(平均5.4回)より多い。

年間平均利用金額は、購入(落札)合計で約8万3千円、販売(取引成立)合計で約10万2千円。平均利用金額では男性のほうが多い。

・購入および販売における男女別の最高金額・最低金額・過去1年間の合計金額は、「販売の合計金額以外」は男性のほうがかなり多い。


図表4 販売・購入の落札額 [全体(落札経験者/販売経験者)・性別]
図表4:販売・購入の落札額(落札・販売経験者全体)


オークション利用者はまだまだ増える見通し。

・ 回答者の8割近くが今後もオークションを利用したい(「購入のみ利用したい」、「販売のみ利用したい」、「どちらも利用したい」の合計)と回答。


図表5 ネット・オークションの今後の利用意向 [全体・性別]
図表5:ネットオークションの今後の利用意向(全体・性別)


オークションサイトにアクセスする時間は、ユーザー平均1日42分とかなり長い。

・アクセス時間「0〜9分」が4分の1以上いる一方で、「1時間以上」が2割以上いるため、平均はかなり長い。
・男性の平均35分に対して女性46分と女性のほうがアクセス時間が長い。



図表6 ネット・オークションの1日の平均利用時間 [全体(オークション利用経験者)・性別]
図表6:ネットオークションの1日の平均利用時間(全体・性別)


オークション利用に際してトラブルにあった経験者は購入で約1割、販売で約2割。

・入札や落札に際してトラブルにあったのは11.7%。内訳は「落札した商品が届かなかった」(30.7%)が最も多く、「破損した商品が送られてきた」(22.9%)、「落札したものと違う商品が送られてきた」(17.0%)の順。結果的に4分の3以上は解決している。
・出品や販売に際してトラブルにあったのは18.9%。「落札者と連絡がとれなかった」(56.3%)と「落札者にキャンセルされた」(47.0%)が販売の2大トラブルで、後者は8割近くが解決しているが、前者の解決状況は4割程度。
・購入も販売もヘビーユーザーほどトラブルにあう割合が多い。



図表7 遭遇したトラブルの内容 [全体(入札/落札時のトラブル遭遇者)] (複数回答)
図表7:遭遇したトラブルの内容(入札・落札時トラブル遭遇者全体)

図表8 遭遇したトラブルの内容 [全体(出品/販売時のトラブル遭遇者)] (複数回答)
図表8:遭遇したトラブルの内容(出品・販売時トラブル遭遇者全体)



(2)オークションで取り扱う商品と利用オークションサイト


オークションで取り扱われる商品は、販売・購入とも「ファッション」がトップ。

2位・3位は購入の場合は「家電・AV機器・カメラ」・「おもちゃ・ゲーム」、販売の場合は
「チケット・金券」・「本・雑誌」の順。ネット・ショッピングでは、トップが「衣類・ファッション」用品、2位「書籍」、3位「日常の食材」となり、商品ジャンルが異なる。


図表9 ネット・オークションとネット・ショッピングの取扱商品のベスト3 (複数回答)
図表9:ネットオークションとネットショッピングの取扱商品ベスト3


最もよく利用するオークションサイトのランキングは、1位Yahoo!オークション(60.8%)、2位楽天スーパーオークション(18.3%)、3位BIDDERS(6.8%)。

・ユーザーの年齢別では、Yahoo!は年齢が上がるほどユーザー比率が少なくなり、逆に楽天スーパーオークションは年齢が上がるほどユーザー比率も上がる。

利用オークションサイトの登録数は1〜2が大半。利用理由は「最初に登録したオークションサイトだから」「出品数が多いから」が5割以上。

・利用オークションサイトの登録数は4割以上が「1つ」、3割近くが「2つ」と回答。平均登録サイト数は1.8。
・最もよく利用するオークションサイトの利用理由(複数回答)は、「最初に登録したオークションサイトだから」(52.0%)、「出品数が多いから」(51.8%)、「利用者が多いから」(33.7%)がベスト3。



(3)オークション利用者の意識と行動


オークションを実益性や利便性などの実利目的に利用するユーザーが多数派を占める。ゲーム感覚で楽しんでいるのは少数派。

・ユーザーがオークションで入札・落札するメリットとして挙げたベスト3は、欲しいものが安く買える83.9%、掘り出し物やレア物を買える51.9%、いつでも好きなときにできる43.3%
・販売するメリットとして挙げたベスト3は、家に眠っている不用中古品が処分できる82.9%、お金が得られる75.9%、いつでも好きなときにできる45.9%


図表10 ネット・オークションで購入するメリット [全体(オークション落札経験者)] (複数回答)
図表10:ネットオークションで購入するメリット(落札経験者全体)

図表11 ネット・オークションで販売するメリット [全体(オークション販売経験者)] (複数回答)
図表11:ネットオークションで販売するメリット(販売経験者全体)


オークションでの決済は、今は「銀行振込」や「郵便振替」が多いが、「ネットバンク」や「代金引換」など多様な方法を望んでいる。

・利用したことのある決済方法(複数回答)は「銀行振込」(71.5%)と「郵便振替」(62.0%)が多いが、望ましい方法を挙げてもらったところ、「ネットバンク」(28.1%)、「代金引換」(25.2%)、「郵便振替」
(24.4%)、「銀行振込」(17.2%)と多様な方法を希望している。

オークションを利用しない理由は「不安感」からが多い。

・ネットではショッピング利用経験だけでオークションを利用したことがない人(N=757)は、その理由として(複数回答)「問題が発生したときの保証が心配」(52.0%)、「商品がきちんと届くか心配」
(36.5%)、「商品の質が心配」(35.8%)と主に不安感を挙げている。

オークションに関する情報は主にオークションサイトから入手。全体的には不活発だが、ヘビーユーザーほど情報発信が活発。

・情報の主な入手経路は「オークションサイト」が63.5%で最多。続いて「メールニュース」12.6%、「友人・知人」7.6%。
・日頃の情報発信については全般に不活発で、2割前後のユーザーが「友人等にオークション体験についてよく話す」、「自分の薦めでオークションを始めた友人がいる」と回答した程度。
・ただし、ヘビーユーザーほど、オークションのノウハウや体験を周囲に発信している。

ヘビーユーザーは、オークション利用で消費スタイルに変化の兆し。

・オークションを利用するようになって「商品の買い替えサイクルが短縮」したり、オークションで販売するようになって「副収入が増え、消費金額が増えた」という人は、回答者全体では少ないものの、年20回以上利用しているヘビーユーザーではそれぞれ4割前後おり、オークションが消費スタイルを変える兆しが見られる。



(4)回答者の基本属性


アンケート対象者はインターネット・ユーザー。有効回答者は2,714人。男性38.8%、女性57.6%で女性のほうが多い。



図表12 回答者の性別
図表12:回答者の性別


年齢構成では「30〜34歳」が最も多く約2割、次いで「25〜29歳」18.5%、「35〜39歳」16.7%となり、25歳から39歳までの年齢層が全体の半数以上を占める。平均年齢は34.5
歳。


図表13 年齢構成
図表13:年齢構成


職業は、「会社員」(34.9%)、「専業主婦」(26.4%)、「パート・アルバイト」(10.7%)の順。


図表14 職業
図表14:職業


ライフステージ別では、「独身」(37.5%)が最も多い。


図表15 ライフステージ
図表15:ライフステージ


回答者の約6割がブロードバンド・ユーザー。

・ インターネットの接続方法は「ADSL」41.7%、「ISDN」20.9%、「CATV」15.4%、「通常の電話回線」11.0%、「光回線」3.1%の順。ブロードバンド・ユーザーの割合が約6割と多い。


図表16 インターネットの接続方法
図表16:インターネットの接続方法






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